診療のご案内

咬合誘導

小児の治療

小児の咬合誘導

お子さんのお口を健康に保つには、早期治療、予防、定期検診が必要です。むし歯は自然に治る病気ではなく進行する病気です。早ければ早いほど治療は小さく短時間で終わります。初めのうちは嫌がるお子さんも多いですが、すぐに上手に治療が受けられるようになる場合がほとんどです。
予防としてフッ素塗布、ブラッシング指導や予防充填があります。これらを、3~4か月ごとの定期検診時に行い、もしむし歯が見つかったときは早期に治療を行っていきます。

PDI岐阜歯科診療所では月曜日と水曜日の午後、朝日大学附属病院小児歯科の専門医が診療にあたっています。お子さんの歯の治療について、悩み・疑問があればご相談ください。

よくある相談

  • 生え変わってくる永久歯の隙間が狭い、前歯が叢生
  • 生え変わった永久歯の前歯が反対咬合
  • むし歯などで歯(乳歯、永久歯)がなくなった
生え変わってくる永久歯の隙間が狭い、前歯が叢生の場合

隙間の大きさや叢生の度合いによって処置は変わってきます。あと少し隙間があれば永久歯が生えてこれるのに、あと少し隙間があれば前歯がきれいに並ぶのに、といった場合は乳歯を少し削って永久歯の生える隙間を確保します。
まったく隙間がない場合は装置を使って隙間を確保したり、歯をきれいに並べたりします。

生え変わった永久歯の前歯が反対咬合の場合

装置を使うことが多いです。装置の中にはスティック・リンガルアーチ・床装置などがあります。

むし歯などで歯(乳歯、永久歯)がなくなった場合

乳歯や永久歯が早期になくなった場合、その後のかみ合わせや歯並びに重大な問題を起こすことがあります(乳歯が早期になくなると、となりの歯が倒れてきて永久歯の生える隙間がなくなる場合があります)。問題が起こらないように口の中の状態を保つことを保隙(ほげき)といいます。保隙には保隙装置を使い、クラウンループ・ディスタルシュー・リンガルアーチ・床タイプなどがあります。

乳歯のむし歯治療

ごく初期のむし歯以外、いったんむし歯になると自然に治癒することはありません。
むし歯を放置すると痛みの原因にもなりますし、放置すると歯の根の先に膿がたまり、はぐきが腫れてきたり、膿が原因でその下の永久歯にも影響したり、歯がなくなった場合、永久歯の歯並びが悪くなることがあります。むし歯は小さい時に治療しましょう。小さいむし歯は通常、少し削って樹脂をつめるだけの一度の治療で済みます。むし歯も早期発見、早期治療が望ましいので定期検診を受けてください。また、むし歯にならないように、ハブラシによるブラッシングを行い、フッ素塗布や予防充填も有効です。

フッ素塗布

生えた直後の乳歯・永久歯に効果的で、フッ素塗布をすると歯が強化されむし歯になりにくくなります。年に数回、定期検診時に行うと良いでしょう。

予防充填

乳歯・永久歯の溝に樹脂を流しこむことによって、むし歯になりにくくなります。

ブラッシング指導

歯科衛生士によるブラッシング指導を行っています。親子で、はみがきの練習をしてむし歯にならないようにしましょう。